新着情報
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連載
連載「学校後遺症」第3回 「主体性」という自由をまとった支配 が公開されました
大和書房の連載第3回が公開。いよいよ「学校後遺症」の本丸へ。学校において「自主性」の名のもとで行われる支配とそれによって排除されるものの話です。8千字。
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メディア情報
『けんちゃん』こだま 著(1月20日発売)に帯文を寄せました
ひたすら地味な特別支援学校寄宿舎職員、小指の欠けた新聞記者、仄暗い過去をもつコンビニ店員、大きな音が苦手な少女──。そんなままならない人たちのまん中に、けんちゃんがいた日々を描いた小説です。
障害をきれいごとではない確かな発光体として描き出したこの本は、まるで宝物のような一冊です。
そして、この物語を世に送り出したこだまさんの勇気と愛情に、心から敬意を。
ぜひ手に取ってみてください。詳しく見る
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お知らせ
本日(12月1日)に新年度生受付が始まりました
本日午前9時より2026年度生徒募集が開始になりました。現在の空き状況をお伝えいたします。
新小6 満員御礼
→お申し込みの方は全員受付済/数日中に確認のご連絡をいたします
新中1 満員御礼(*9:00の受付開始直後に定員オーバー/入塾の可否については数日中に連絡いたします)
新中2 残り4名(*定員拡大のため募集再開)
新中3 残り3名
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イベント
【東京】12/17(水) 小川公代『ゆっくり歩く』『ドラキュラ(NHKテキスト)』 × 鳥羽和久『それがやさしさじゃ困る』『光る夏』刊行記念トークイベント
『ゆっくり歩く』『ドラキュラ(NHKテキスト)』が話題となっている小川公代さんと、『それがやさしさじゃ困る』『光る夏 旅をしても僕はそのまま』が同じく注目されている鳥羽和久さん。おふたりをお招きしてトークイベントを開催させていただきます。
今回のトークでは、「親子のかたち」そして「ケアと文学」という二つのテーマを軸に、小川公代さんと鳥羽和久さんが、それぞれの著作で扱われてきた問いを重ね合わせながら対談を行います。
小川さんの『ゆっくり歩く』が描き出す家族のケアの問題、そして文学から立ち上がる関係性のまなざし。一方、鳥羽さんの『それがやさしさじゃ困る』では「ケア」という語を用いずに、親子の経験を多角的に見つめなおす試みがなされています。
さらに、小川さんによる「フランケンシュタイン」「ドラキュラ」などの読解や、鳥羽さんが『光る夏』で探った“他者との出会いの可能性”といったテーマも交わり、文学と生活、個人の経験を横断する豊かな対話が生まれる時間となるでしょう。
このテーマやこのおふたりでのトーク、気になる方も多いのではないでしょうか。
みなさま、ぜひぜひこの機会にご参加ください。詳しく見る
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メディア情報
作家の倉下忠憲さんがHonkureにて『光る夏』を書評してくださいました
"私はこんな「旅」があるだなんて想像もしていなかった。"
倉下忠憲さんが、Honkureにて『光る夏 旅をしても僕はそのまま』(晶文社)を書評してくださいました。ありがとうございます!
それにしても、『光る夏』はふだん旅をしない方たちからも多く感想が届いていて、旅との距離感がある方たちだから、その感想がかえって面白いという現象が生じています。
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イベント
【福岡】12/19(金) 小川公代×鳥羽和久 歩調を合わせる~親子関係とケアの話
小川公代×鳥羽和久 歩調を合わせる 親子関係とケアの話
小川さんの『ゆっくり歩く』は、家族のケアという繊細な問題を、社会や文学の文脈と結びつけながら、鮮やかに、そして軽やかに描いた快作です。一方、鳥羽さんの『それがやさしさじゃ困る』は、「ケア」という言葉こそ用いていませんが、家族や親子の関係性を多角的に見つめ直す試みでもあります。
文学は、このような関係性に対して、ときに既存の枠組みを越えるラディカルな視座を与えてくれることがあり、小川さんのこれまでの仕事(たとえば「フランケンシュタイン」や「ドラキュラ」の読解)もまた、文学の中に潜む関係性を精緻に見つめ、その枠組みをときに揺さぶり、越えていくような新しい読みを提示してきたものでした。そして鳥羽さんの『光る夏』も、文学の力を借りて、人との出会いや関係性の可能性を探ろうとした一冊でした。こうしたテーマが交わるところに、今回の対話の糸口があるのではないかと感じています。
家族、親と子の関係や、ケアの問題を、これまでにない視点でほぐしていく本イベントにぜひご参加ください。詳しく見る
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メディア情報
penオンラインの「今月の読むべき1冊」にて辻山良雄さんが『光る夏』(晶文社) を選出
penオンラインの「今月の読むべき1冊」にて、辻山良雄さんが『光る夏 旅をしても僕はそのまま』(晶文社) を選んでくださっています。ありがとうございます。
"この本で著者が書こうとしたのは、わかりやすい物語ではなく、不安や喜びに満ちた旅の時間そのものなのだ"詳しく見る
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お知らせ
『それがやさしさじゃ困る』が増刷(3刷)
2025年9月末に刊行された、『それがやさしさじゃ困る』鳥羽和久・文、植本一子・写真(赤々舎)の増刷が決定。3刷となりました。早いペースでの増刷が続いています。手に取ってくださった方のおかげです。まだの方はこれからどうぞよろしくお願いします。植本一子さん、根本匠さん、赤々舎にも改めて感謝いたします。
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イベント
【福岡】12/12(金) 『最後の山』『光る夏 旅をしても僕はそのまま』W刊行記念トークイベント 石川直樹×鳥羽和久「生きた地図をつくる旅へ」
『最後の山』『光る夏 旅をしても僕はそのまま』W刊行記念トークイベント
石川直樹×鳥羽和久「生きた地図をつくる旅へ」
「旅とは、別の生に入っていく経験である。その土地の匂い、身体、空気、時間、言葉の訛り、まなざし、無関係な音に巻き込まれ、自らが形を失い、ひとつの地図になるような運動である。」
──『光る夏 旅をしても僕はそのまま』あとがきより
旅先で触れる「生の手触り」は、自分の輪郭をゆるませ、どこか別の世界と接続してしまうような不思議な感覚をもたらします。旅人はその瞬間、身体と感覚を使って“生きた地図”を描いているのかもしれません。
写真家の石川直樹さんは、新刊『最後の山』で、ヒマラヤの八千メートル峰に挑み続けた歳月をたどっています。記録のためではなく、仲間との出会いや、山そのものが投げかけてくる問いに導かれるように歩き続けた軌跡。その過程では、登ることと撮ること、そして“自分は何者なのか”という揺らぎそのものが、その先の道を照らしているかのようです。
異なる方法で旅を続けてきた二人の歩みは、互いに“その人にしかなし得ない旅の形”という点で重なります。
世界に巻き込まれ、そのたびに自分の内側にも新しい地形が刻まれていく──“生きた地図をつくる旅”。
今回のトークでは、新刊二冊を起点に、人はなぜ旅に向かうのか、旅を記し撮るという行為の奥にどんな感情や問いが潜んでいるのかを語り合っていただきます。二人の旅が交差し、その場に新しい地図が描かれていくような夜になればと思います。どうぞご参加ください。
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■『最後の山』『光る夏 旅をしても僕はそのまま』W刊行記念トークイベント
石川直樹×鳥羽和久「生きた地図をつくる旅へ」
日 時| 12月12日(金)19:15〜21:00頃まで
場 所| MINOU BOOKS 久留米(福岡県久留米市小頭町10-12 1F)詳しく見る
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連載
連載「学校後遺症」第2回 「異物」を排除する学校 が公開されました
初回が大反響だった鳥羽和久さんの連載「学校後遺症」、第2回を公開しました!(大和書房)
「異物」を排除する学校詳しく見る
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イベント
【長崎】11/28 石川直樹×鳥羽和久トークライブ長崎 旅と人生について
辺境から都市まで、あらゆる場所を旅しながら作品を発表し続けている、写真家の石川直樹さんと、学習塾、単位制高校、オルタナティブスクールなどでの教務と執筆の傍ら、隙あらば旅に出る生活の鳥羽和久さん。
2024年、写真家として初めて世界に14座ある8000m峰全ての登頂に成功し、新世代シェルパによる時代の変化、ヒマラヤの社会的・歴史的状況の現在を実体験からリアルに綴ったのが、石川さんの新刊『最後の山』。
ジャワ島、ハバナ、スリランカ、メキシコ、アッシジ、ドーヴァー、クレタ島……世界の旅先で出会った、曰く言い難い体験の数々をもとにして、あたらしい紀行文学のスタイルを提示したのが、鳥羽さんの新刊『光る夏 旅をしても僕はそのまま』。
この2冊の刊行を記念した石川直樹×鳥羽和久トークライブは、現在、全国(知床・東京・京都・大阪・福岡・沖縄)で展開中です。
そして今回、追加公演の開催地として選ばれたのが長崎です。長崎は、鳥羽さんの新刊『光る夏』でも大きく扱われるゆかりの土地でもあり、この地でお話しできることをお二人とも楽しみにされています。ぜひ長崎のみなさまにお集まりいただければ幸いです。詳しく見る
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イベント
【東京】12/18(木) 暮田真名+鳥羽和久 「もうひとつの身体」 〜『死んでいるのに、おしゃべりしている!』刊行記念トーク〜
業界最注目の川柳人・暮田真名さんによる初のエッセイ集にして極私的な回復記『死んでいるのに、おしゃべりしている!』(柏書房)の刊行を記念して、暮田さんと、教育者・作家の鳥羽和久さんとのトークイベントを、12月18日にtwililightで開催します。
鳥羽和久さんは『死んでいるのに、おしゃべりしている!』についてめちゃくちゃ熱のこもった書評「整いすぎている世界への逆襲」を寄せました。
“人間らしさなんて、クソくらえである。言葉に慰められるより、殴られながら生きていきたい。死のエネルギーというのは、そして、死んだ言葉の反転とは、これほどに眩しくて強いんだ。
そのことを、皮膚の向こう側で思い知らされる1冊である。”
〈人間をうまくやれない〉と思わされてきた者たちを救うのは、すでに否定されてしまった自分の身体と並走する「もうひとつの身体」。
暮田さんにとってはそれが「川柳」でした。もしかしたら鳥羽さんにとってはご著書『光る夏』で書かれた「別の生に入っていく旅」なのかもしれません。
そして、書評タイトル「整いすぎている世界への逆襲」は、鳥羽さんのご著書タイトル『それがやさしさじゃ困る』と共鳴しているようにも思います。
「善意」や「配慮」が、時に子どもの心を傷つけ、主体性を奪ってしまうという逆説。
整いすぎている世界から自由になるために、どのようにもうひとつの身体を手に入れればいいのか。
暮田さんの『死んでいるのに、おしゃべりしている!』を真ん中に置き、鳥羽さんの『それがやさしさじゃ困る』なども掘り下げながら、
お二人に語り合っていただきます。詳しく見る