唐人町 寺子屋

福岡市中央区唐人町の小学生から大学受験生が集う学びの場

コンセプト

唐人町寺子屋のコンセプト

日々の生活に
あたたかみがなくては
生活を楽しむ
「こころ」がなくては
人生は味気ないものになる

「よい大学に行けばよい就職ができる。そしてそのあとにはよい人生が待っている。」

そんな青写真を描くことができる時代は過ぎました。学歴があっても、お金があっても、そこに日々の生活のあたたかみがなくては、生活を楽しむ「こころ」がなくては、人生は味気ないものになるということを、私たちの世代—いまの中高生の保護者世代—の多くは、すでに認識しています。同時に、いまの子どもたちは、良い大学に行けばそのあとに良い人生が待っているとはかぎらないということを、親の後ろ姿やマスメディアが流す紆余曲折の大人たちの姿によってすでに気づかされており、その確信は大人世代よりもはるかに大きいものです。

私たちの人生は、私たち自身によっていかようにも選ぶことができます。価値観の多様化により、旧態依然の進路指導—よい学校に行きなさい—という一辺倒の指導は、いまや若者たちに対する力を持ち得ません。

時代とともに大きく変化する
保護者様の塾への意識

学習塾を開校して20年余りが経ちました。その間に保護者様たちの意識にも大きな変容がありました。その変容の最たるものは、保護者様たち自身が「子どもが塾に行く」という行為自体を楽しんでいらっしゃる、そういった方が増えたということです。親には親である以前に一人の人間としての人生がある、子には子で別の人生がある。そのことに自覚的な方が増えました。その結果、「子どもが塾に行く」ことを自身の生活に彩りを添えるものとして考える方が増えました。

これは何も親の我欲や道楽に子どもが付き合わされている、なんて穿った見方をする必要はありません。親と子の間に、緩やかな距離感があるからこそ、親は子どもが塾に行くことを楽しむ心の余裕があるし、そんな親を見て、子どもは安らかな気持ちで塾に通うことができるのです。このような、塾に通う、通わせることを「楽しむ」親子の発見は、私たちにとって、うれしい驚きでした。

生活を楽しむ「自然」な姿を
大人たちが
子どもに見せ続けることで
質の高い成長につながる

「大学入試はそんな親子で『楽しむ』なんて甘っちょろいことを言っていては受からない。」
合格必勝!のはちまきを絞めた受験界の先生方からそんな言葉が聞こえてくるようです。しかし本当にそうでしょうか。

いまの私たちの暮らしのなかで、日々の生活を楽しむことに重きを置く姿勢は、決して子どもの学業の頑張りを妨げることにならないと、私たちは確信しています。むしろ、そのような生活を楽しむ「自然」な姿を子どもに見せ続けた家庭の子どもほど、学習に対して非常に質の高い「興味」や「楽しみ」を持ちながら、マイペースな努力を続けていくことができることが多いということを私たちはつぶさに見てきました。

家庭を「子どもを管理する場所」にしない。家庭は子どもが羽を休める場所でありさえすればいい。言葉にすればこんなに簡単なことが、実際に子どもが隣にいると難しいものです。学習のことは当校に任せていただくことで、親子の家庭での時間が穏やかなものになることを願っています。

日々少しずつ変化していく
「唐人町寺子屋」

教室のある唐人町1丁目1番地1号という場所で、私たちは学習塾を運営するだけでなく、さらに単位制高校(航空高校唐人町)と書店「とらきつね」を併設し、さらに、無垢の木が香る自習室や大濠公園を展望する面談室を設けています。

これからも生徒たちが希望する学校に進学できるよう、熱心な指導を続けていくことをお約束しつつ、日々少しずつ変化していく「唐人町寺子屋」をこれからも見守っていただければ幸甚です。