
代表プロフィール
代表プロフィール

寺子屋ネット福岡代表・作家
鳥羽 和久
経歴
教育者、作家。専門は日本文学、精神分析。大学院在学中の2002年に福岡市唐人町にて学習塾を開業。現在は株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び単位制高校「航空高校唐人町」校長として、150人余りの小中高生の学習指導に携わる。無時間割授業、中学生向けの国語塾、高校生の哲学対話など、福岡市内の小中高生向けに特色ある授業を開講。著書に『おやときどきこども』(ナナロク社)、『親子の手帖』(鳥影社)、『君は君の人生の主役になれ』(筑摩書房)、『「推し」の文化論』(晶文社)など。連載に西日本新聞「こども歳時記」「それがやさしさじゃ困る」、大和書房「ぼくらはこうして大人になった」、晶文社「旅をしても僕はそのまま」など。朝日新聞EduA教育相談員。
新着情報
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メディア情報
『けんちゃん』こだま 著(1月20日発売)に帯文を寄せました
ひたすら地味な特別支援学校寄宿舎職員、小指の欠けた新聞記者、仄暗い過去をもつコンビニ店員、大きな音が苦手な少女──。そんなままならない人たちのまん中に、けんちゃんがいた日々を描いた小説です。
障害をきれいごとではない確かな発光体として描き出したこの本は、まるで宝物のような一冊です。
そして、この物語を世に送り出したこだまさんの勇気と愛情に、心から敬意を。
ぜひ手に取ってみてください。詳しく見る
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お知らせ
本日(12月1日)に新年度生受付が始まりました
本日午前9時より2026年度生徒募集が開始になりました。現在の空き状況をお伝えいたします。
新小6 満員御礼
→お申し込みの方は全員受付済/数日中に確認のご連絡をいたします
新中1 満員御礼(*9:00の受付開始直後に定員オーバー/入塾の可否については数日中に連絡いたします)
新中2 残り4名(*定員拡大のため募集再開)
新中3 残り3名
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イベント
【東京】12/17(水) 小川公代『ゆっくり歩く』『ドラキュラ(NHKテキスト)』 × 鳥羽和久『それがやさしさじゃ困る』『光る夏』刊行記念トークイベント
『ゆっくり歩く』『ドラキュラ(NHKテキスト)』が話題となっている小川公代さんと、『それがやさしさじゃ困る』『光る夏 旅をしても僕はそのまま』が同じく注目されている鳥羽和久さん。おふたりをお招きしてトークイベントを開催させていただきます。
今回のトークでは、「親子のかたち」そして「ケアと文学」という二つのテーマを軸に、小川公代さんと鳥羽和久さんが、それぞれの著作で扱われてきた問いを重ね合わせながら対談を行います。
小川さんの『ゆっくり歩く』が描き出す家族のケアの問題、そして文学から立ち上がる関係性のまなざし。一方、鳥羽さんの『それがやさしさじゃ困る』では「ケア」という語を用いずに、親子の経験を多角的に見つめなおす試みがなされています。
さらに、小川さんによる「フランケンシュタイン」「ドラキュラ」などの読解や、鳥羽さんが『光る夏』で探った“他者との出会いの可能性”といったテーマも交わり、文学と生活、個人の経験を横断する豊かな対話が生まれる時間となるでしょう。
このテーマやこのおふたりでのトーク、気になる方も多いのではないでしょうか。
みなさま、ぜひぜひこの機会にご参加ください。詳しく見る
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メディア情報
作家の倉下忠憲さんがHonkureにて『光る夏』を書評してくださいました
"私はこんな「旅」があるだなんて想像もしていなかった。"
倉下忠憲さんが、Honkureにて『光る夏 旅をしても僕はそのまま』(晶文社)を書評してくださいました。ありがとうございます!
それにしても、『光る夏』はふだん旅をしない方たちからも多く感想が届いていて、旅との距離感がある方たちだから、その感想がかえって面白いという現象が生じています。
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イベント
【福岡】12/19(金) 小川公代×鳥羽和久 歩調を合わせる~親子関係とケアの話
小川公代×鳥羽和久 歩調を合わせる 親子関係とケアの話
小川さんの『ゆっくり歩く』は、家族のケアという繊細な問題を、社会や文学の文脈と結びつけながら、鮮やかに、そして軽やかに描いた快作です。一方、鳥羽さんの『それがやさしさじゃ困る』は、「ケア」という言葉こそ用いていませんが、家族や親子の関係性を多角的に見つめ直す試みでもあります。
文学は、このような関係性に対して、ときに既存の枠組みを越えるラディカルな視座を与えてくれることがあり、小川さんのこれまでの仕事(たとえば「フランケンシュタイン」や「ドラキュラ」の読解)もまた、文学の中に潜む関係性を精緻に見つめ、その枠組みをときに揺さぶり、越えていくような新しい読みを提示してきたものでした。そして鳥羽さんの『光る夏』も、文学の力を借りて、人との出会いや関係性の可能性を探ろうとした一冊でした。こうしたテーマが交わるところに、今回の対話の糸口があるのではないかと感じています。
家族、親と子の関係や、ケアの問題を、これまでにない視点でほぐしていく本イベントにぜひご参加ください。詳しく見る
代表・鳥羽 和久 著書紹介

2025/09/21
共著
『それがやさしさじゃ困る』
赤々舎
新刊『それがやさしさじゃ困る』(赤々舎)が9月21日に刊行されます。
文:鳥羽和久 写真:植本一子
本書は、『おやときどきこども』(ナナロク社・2020年)刊行以降、西日本新聞での連載をはじめ、朝日新聞EduA、岩波「世界」、母の友、東洋経済オンラインなど、幅広い媒体に寄稿してきた文章の中から厳選したものに、新たな書き下ろしを多数加えた一冊です。「学校」「親と子」「勉強」「受験」など、子育てや教育をめぐる切実なテーマを扱い、さらに日々の子どもたちとのやりとりと生の感触を綴った「1年日記」も収録しています。『親子の手帖』『おやときどきこども』に続く、5年ぶりの新たな続編としてお読みいただけます。
また、写真は鳥羽が運営する書店「とらきつね」とも縁の深い植本一子による撮り下ろし。二度にわたり福岡で撮影された子どもたちの姿には、「いま」のきらめきが鮮やかに刻まれています。
帯文は哲学者・鷲田清一。言葉と写真が響き合う、親子と学びの日々を捉えた一冊です。

2025/08/25
単著
光る夏 旅をしても僕はそのまま
晶文社
本書に綴られる断片的なストーリーは、読むたびに印象が変わる不思議な吸引力を持っている。一つ一つのエピソードが小さく沸騰しながら、時に結び付き、時に離れて、途切れない波紋のように読んでいる自分の心奥に広がり、揺れながら漂い続ける。──解説・石川直樹
「旅とは、別の生に入っていく経験である。その土地の匂い、身体、空気、時間、言葉の訛り、まなざし、無関係な音に巻き込まれ、自らが形を失い、ひとつの地図になるような運動である。でっち上げられた死んだ関係性ではなく、生きたままそれらと交わりたいと思った」
ジャワ島、ハバナ、スリランカ、メキシコ、アッシジ、ドーヴァー、クレタ島……世界の旅先で出会った、曰く言い難い体験の数々。世界のどこに行っても自己変革が起こるわけではなく、それで人生が変わるわけでもない。それでも、旅はいつまでも面白い。晶文社スクラップブックの人気連載を全面改稿し、さらに書き下ろしを加えた、まったくあたらしい紀行文学。
“民族、宗教、言語、感覚、制度──こうした要素が異種混交的に存在する土地が好きで、そこで自分の思考が地滑りを起こすこと、「何か」を見極めるのではなく、「いったい何が起きているのか」という出来事に巻き込まれること。そういったものを求めて旅を続けてきたと思う。”(あとがきより)












