
代表プロフィール
代表プロフィール

寺子屋ネット福岡代表・作家
鳥羽 和久
経歴
教育者、作家。専門は日本文学、精神分析。大学院在学中の2002年に福岡市唐人町にて学習塾を開業。現在は株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び単位制高校「航空高校唐人町」校長として、150人余りの小中高生の学習指導に携わる。無時間割授業、中学生向けの国語塾、高校生の哲学対話など、福岡市内の小中高生向けに特色ある授業を開講。著書に『おやときどきこども』(ナナロク社)、『親子の手帖』(鳥影社)、『君は君の人生の主役になれ』(筑摩書房)、『「推し」の文化論』(晶文社)など。連載に西日本新聞「こども歳時記」「それがやさしさじゃ困る」、大和書房「ぼくらはこうして大人になった」、晶文社「旅をしても僕はそのまま」など。朝日新聞EduA教育相談員。
新着情報
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イベント
【福岡】11/20(木) 植本一子・滝口悠生・鳥羽和久 『ここは安心安全な場所』『たのしい保育園』『それがやさしさじゃ困る』刊行記念トーク
今年も、植本一子さん、滝口悠生さんがとらきつねにやってきます。
11月20日は2つのトークが開催されます!
その1
植本一子×鳥羽和久『ここは安心安全な場所』『それがやさしさじゃ困る』W刊行記念トーク
19:00~20:10まで
その2
滝口悠生『たのしい保育園』刊行記念トーク 聞き手 鳥羽和久
20:20~21:40まで
終了後(21:40~)、植本一子・滝口悠生・鳥羽和久 サイン会
植本一子『ここは安心安全な場所』は今年6月に刊行。この本は、ここ数年にわたって彼女が通い続けた岩手県遠野市のある場所での時間を綴った作品です。馬との出会い、人との触れ合い、そして自然の中で過ごした日々。そのなかで芽生えた心の揺れや、少しずつ変化していく自身の内面を、まっすぐに見つめています。ていうか、今回の本はちょっとこれまでとは違う魅力があります。そのあたりを話したい。話相手の鳥羽は一子さんといっしょに遠野で過ごした馬仲間。ふたりならではの話もできると思います。
また、今年9月刊行の『それがやさしさじゃ困る』(赤々舎)は、文・鳥羽和久、写真・植本一子による作品。1カ月足らずで早くも重版となり、朝日新聞「折々のうた」で鷲田清一さんがその言葉を、毎日新聞「今週の本棚」で鈴木成一さんがそのデザインと写真を取り上げるなど、大きな話題となっています。一子さんはこの本のために2度にわたり来福して写真を撮り下ろしました。この本の製作話、さらに、その本の中身(家族、子育て、学校のことなど)について語ります。この本の著者が揃うイベントは、全国で名古屋と福岡(とらきつね)の2回だけとなっています。お見逃しなく。
そして、今年4月に『たのしい保育園』(河出書房新社)を刊行した小説家の滝口悠生さん。小説の読み始めに登場する富士見さんに撃ち抜かれ、子どもをこんなふうに書けるのだという奇跡を目の当たりにし、これは滝口さんに話を聞かなければ…となったのでした。本のレビューを書きましたのでぜひご覧ください。
https://note.com/toba_torakitsune/n/nb18f74fdcdcd詳しく見る
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イベント
【福岡】11/19(水) 山口祐加 × 鳥羽和久 W刊行(晶文社刊)記念トーク
山口祐加&鳥羽和久 W刊行記念(晶文社刊)トーク
話題書2冊(どちらも晶文社刊)のW刊行記念トークを開催します。
山口祐加さんはとらきつね初登場! 今年8月に刊行された『世界自炊紀行』は、世界12か国、38家庭の日々の自炊を取材した本で、その土地と結びついた料理と人たちの豊かさが活写されています。(増刷、早くも3刷)
また、同じく今年8月に刊行された『光る夏 旅をしても僕はそのまま』(鳥羽和久著)は、世界の11の地域を巡った紀行文。土地と人々との摩擦が読む人たちの心を揺さぶります。(こちらも増刷、2刷)
奇しくも同時期に同じ版元から出た世界を旅する2つの本。それだけでなく『世界自炊紀行』には海外に住む鳥羽の知り合いも登場するなど、不思議な縁もありつつで。
この二人の組み合わせのイベントは全国でここ福岡のみ。
料理が好きな方、旅が好きな方、人類学的興味がある方。さらに、日本や世界の家族や親と子の関係性の話など、いろいろな話をしてみたいと思っています。ぜひご参加ください。詳しく見る
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メディア情報
毎日新聞朝刊「今週の本棚」に『それがやさしさじゃ困る』が登場
本日の毎日新聞朝刊"今週の本棚・CoverDesign"で鈴木成一さんが『それがやさしさじゃ困る』(装丁・根本匠)を選んでくださっています。根本さん、写真の植本一子さん、そして版元の姫野さんにおめでとうと伝えたい気持ちです。
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イベント
【東京】11/5(水)鳥羽和久×ジェーン・スー「自分と他人の境界線、 そのあいまいさをどう扱う?」『それがやさしさじゃ困る』(赤々舎)『介護未満の父に起きたこと』(新潮社)W刊行記念
福岡の地で、単位制高校・オルタナティブスクール・書店を併設したユニークな学習塾を運営する鳥羽和久さんの新刊『それがやさしさじゃ困る』が、9月に赤々舎から発売されました。
同書は、子どもを「失敗させない」「傷つけない」という大人の「先回り」が、実は子どもの可能性を閉ざしてしまうという現代教育の盲点を指摘する一冊です。
また、コラムニストであり、ラジオパーソナリティでもあるジェーン・スーさんの著書『介護未満の父に起きたこと』が、8月に新潮社から発売されました。
同書は、「生活力ゼロ」の80代の父を、娘である著者が「ビジネスライク」を合言葉に支えた5年間の記録です。「介護前夜」に変化する親子の関係や、理想的な支援を模索しています。
この二冊の刊行を記念し、トークイベントを開催します。
出演は、著者の鳥羽和久さんとジェーン・スーさん。
イベントでは、一見無関係そうに見えるこの二冊ですが、子育てや介護の視点から、家族や他者との適切な距離や境界線について考えることをテーマにお話しいただきます。
お二人のファンはもちろん、「教育」や「福祉」に興味がある人、そして人間関係に悩んでいる人も奮ってご参加ください。詳しく見る
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メディア情報
あすこまさんによる『光る夏 旅をしても僕はそのまま』(晶文社)の書評が出ました
あすこまさん(ベストセラー『中高生のための文章読本』などの編者としても知られる軽井沢風越学園国語教諭)が『光る夏 旅をしても僕はそのまま』(晶文社)の超絶ガイド(批評レビュー)を書いてくださいました。「紀行文学」に対する批評をはらんだ紀行文学であることを喝破し、書籍タイトルに新たな命さえ与えてくださいました。ありがとうございます。必読です!
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代表・鳥羽 和久 著書紹介

2025/09/21
共著
『それがやさしさじゃ困る』
赤々舎
新刊『それがやさしさじゃ困る』(赤々舎)が9月21日に刊行されます。
文:鳥羽和久 写真:植本一子
本書は、『おやときどきこども』(ナナロク社・2020年)刊行以降、西日本新聞での連載をはじめ、朝日新聞EduA、岩波「世界」、母の友、東洋経済オンラインなど、幅広い媒体に寄稿してきた文章の中から厳選したものに、新たな書き下ろしを多数加えた一冊です。「学校」「親と子」「勉強」「受験」など、子育てや教育をめぐる切実なテーマを扱い、さらに日々の子どもたちとのやりとりと生の感触を綴った「1年日記」も収録しています。『親子の手帖』『おやときどきこども』に続く、5年ぶりの新たな続編としてお読みいただけます。
また、写真は鳥羽が運営する書店「とらきつね」とも縁の深い植本一子による撮り下ろし。二度にわたり福岡で撮影された子どもたちの姿には、「いま」のきらめきが鮮やかに刻まれています。
帯文は哲学者・鷲田清一。言葉と写真が響き合う、親子と学びの日々を捉えた一冊です。

2025/08/25
単著
光る夏 旅をしても僕はそのまま
晶文社
本書に綴られる断片的なストーリーは、読むたびに印象が変わる不思議な吸引力を持っている。一つ一つのエピソードが小さく沸騰しながら、時に結び付き、時に離れて、途切れない波紋のように読んでいる自分の心奥に広がり、揺れながら漂い続ける。──解説・石川直樹
「旅とは、別の生に入っていく経験である。その土地の匂い、身体、空気、時間、言葉の訛り、まなざし、無関係な音に巻き込まれ、自らが形を失い、ひとつの地図になるような運動である。でっち上げられた死んだ関係性ではなく、生きたままそれらと交わりたいと思った」
ジャワ島、ハバナ、スリランカ、メキシコ、アッシジ、ドーヴァー、クレタ島……世界の旅先で出会った、曰く言い難い体験の数々。世界のどこに行っても自己変革が起こるわけではなく、それで人生が変わるわけでもない。それでも、旅はいつまでも面白い。晶文社スクラップブックの人気連載を全面改稿し、さらに書き下ろしを加えた、まったくあたらしい紀行文学。
“民族、宗教、言語、感覚、制度──こうした要素が異種混交的に存在する土地が好きで、そこで自分の思考が地滑りを起こすこと、「何か」を見極めるのではなく、「いったい何が起きているのか」という出来事に巻き込まれること。そういったものを求めて旅を続けてきたと思う。”(あとがきより)












