
代表プロフィール
代表プロフィール

寺子屋ネット福岡代表・作家
鳥羽 和久
経歴
教育者、作家。専門は日本文学、精神分析。大学院在学中の2002年に福岡市唐人町にて学習塾を開業。現在は株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び単位制高校「航空高校唐人町」校長として、150人余りの小中高生の学習指導に携わる。無時間割授業、中学生向けの国語塾、高校生の哲学対話など、福岡市内の小中高生向けに特色ある授業を開講。著書に『おやときどきこども』(ナナロク社)、『親子の手帖』(鳥影社)、『君は君の人生の主役になれ』(筑摩書房)、『「推し」の文化論』(晶文社)など。連載に西日本新聞「こども歳時記」「それがやさしさじゃ困る」、大和書房「ぼくらはこうして大人になった」、晶文社「旅をしても僕はそのまま」など。朝日新聞EduA教育相談員。
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青山ブックセンター本店「333人が、この夏おすすめする一冊。」
青山ブックセンター本店、夏恒例の選書フェア。今年は夏らしい詩集を選びました。ぜひ現地でご覧ください。
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映画『アイム・スティル・ヒア』に推薦コメントを寄せました
8月8日公開、ウォルター・サレス監督による映画『アイム・スティル・ヒア』(アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞)にコメントを寄せました。内容もさることながら、リオの海のカットがひたすら美しくて、それだけでも見てよかったと思いました。
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メディア情報
【新刊】『光る夏 旅をしても僕はそのまま』鳥羽和久著(晶文社)が刊行になります。
8/25に2年半ぶりの単著『光る夏 旅をしても僕はそのまま』(晶文社)を刊行します。2008年以降、30代〜40代に書いた紀行文にして初の小説。解説=石川直樹、装丁=佐藤亜沙美。装画も描きました。代表作たる一冊になったと思います。よろしくお願いします!
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メディア情報
勅使川原真衣×鳥羽和久「学びは誰のもの?」対談【後編】が公開
集英社新書プラスより、勅使川原真衣×鳥羽和久対談記事の後編が公開されました。
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noteメンバーシップ「鳥羽和久の地図」がスタート
過去記事の3分の1が新刊に収録されることから、noteの一部記事の有料化を行い、メンバーシップを開設しました。今後も大半の記事は無料で読めます。
Open Desk Plan
◎マガジンで「高校生対話のレジュメ集」を公開
◎掲示板で「旅の記録」を公開
◎有料記事が読めます詳しく見る
代表・鳥羽 和久 著書紹介

2025/08/25
単著
光る夏 旅をしても僕はそのまま
晶文社
本書に綴られる断片的なストーリーは、読むたびに印象が変わる不思議な吸引力を持っている。一つ一つのエピソードが小さく沸騰しながら、時に結び付き、時に離れて、途切れない波紋のように読んでいる自分の心奥に広がり、揺れながら漂い続ける。──解説・石川直樹
「旅とは、別の生に入っていく経験である。その土地の匂い、身体、空気、時間、言葉の訛り、まなざし、無関係な音に巻き込まれ、自らが形を失い、ひとつの地図になるような運動である。でっち上げられた死んだ関係性ではなく、生きたままそれらと交わりたいと思った」
ジャワ島、ハバナ、スリランカ、メキシコ、アッシジ、ドーヴァー、クレタ島……世界の旅先で出会った、曰く言い難い体験の数々。世界のどこに行っても自己変革が起こるわけではなく、それで人生が変わるわけでもない。それでも、旅はいつまでも面白い。晶文社スクラップブックの人気連載を全面改稿し、さらに書き下ろしを加えた、まったくあたらしい紀行文学。
“民族、宗教、言語、感覚、制度──こうした要素が異種混交的に存在する土地が好きで、そこで自分の思考が地滑りを起こすこと、「何か」を見極めるのではなく、「いったい何が起きているのか」という出来事に巻き込まれること。そういったものを求めて旅を続けてきたと思う。”(あとがきより)