「よい大学に行けばよい就職ができる。そしてそのあとにはよい人生が待っている。」

 

そんな青写真を描くことができる時代は過ぎました。学歴があっても、お金があっても、そこに日々の生活のあたたかみがなくては、生活を楽しむ「こころ」がなくては、人生は味気ないものになるということを、私たちの世代—いまの中高生の保護者世代—の多くは、すでに認識しています。同時に、いまの子どもたちは、良い大学に行けば、そのあとに良い人生が待っているとはかぎらないということを、親の後ろ姿やマスメディアが流す紆余曲折の大人たちの姿によってすでに気づかされており、その確信は大人世代よりもはるかに大きいものです。

私たちの人生は私たち自身によっていかようにも選ぶことができる。価値観の多様化により、旧態依然の進路指導—よい学校に行きなさい—という一辺倒の指導は、いまや若者たちに対する力を持ち得ません。

学習塾を開校して14年が過ぎました。その間に保護者様たちの意識にも大きな変容がありました。その変容の最たるものは、保護者様たち自身が「子どもが塾に行く」という行為自体を楽しんでいらっしゃる、そういった方が増えたということです。親には親である以前に一人の人間としての人生がある、子には子で別の人生がある。そのことに自覚的な方が増えました。その結果、「子どもが塾に行く」ことを自身の生活に彩りを添えるものとして考える方が増えました。これは何も親の我欲や道楽に子どもが付き合わされている、なんて穿った見方をする必要はありません。親と子の間に、緩やかな距離感があるからこそ、親は子どもが塾に行くことを楽しむ心の余裕があるし、そんな親を見て、子どもは安らかな気持ちで塾に通うことができるのです。このような、塾に通う、通わせることを「楽しむ」親子の発見は、私たちにとって、うれしい驚きでした。

 

「大学入試はそんな親子で『楽しむ』なんて甘っちょろいことを言っていては受からない。」

 

合格必勝!のはちまきを絞めた受験界の先生方からそんな言葉が聞こえてくるようです。しかし本当にそうでしょうか。

いまの私たちの暮らしのなかで、日々の生活を楽しむことに重きを置く姿勢は、決して子どもの学業の頑張りを妨げることにならないと、私たちは確信しています。むしろ、そのような生活を楽しむ「自然」な姿を子どもに見せ続けた家庭の子どもほど、学習に対して非常に質の高い「興味」や「楽しみ」を持ちながら、マイペースな努力を続けていくことができることが多いということを私たちはつぶさに見てきました。

 

そのような親子とたくさん触れ合う機会を得た私たちにとって、唐人町1丁目1番地1号という素敵な場所に、良い品を揃えたライフスタイルセレクトショップ「とらきつね」を運営し、さらに、無垢の木が香る自習室や大濠公園を展望する面談室を設け、質の高いサービスを目指していくことは、いままで懸命に行ってきた指導と何ら矛盾するところはありません。これからも生徒たちが希望する学校に進学できるよう、熱い指導を続けていくことをお約束しつつ、新たな展開をお楽しみいただければ幸いです。

 

日々の生活の中にあたたかみのある楽しみを。それが私たち「唐人町寺子屋」のコンセプトです。

 

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